
結論からお伝えすると、「確定測量図」と「境界確定図」は、基本的におなじ目的で作られた図面を指していることがほとんどです。
現場や作成した時期、担当した専門家によって呼び方が変わることがありますが、主には以下のような名前で呼ばれています。
※「実測図」という言葉は、境界の立ち会いをしていない「現況測量」の図面を指して使われているケースもあるため、少し注意が必要です。
呼び名は違っても、「お隣の土地との境界をしっかり立ち会って確認し、確定させた図面」という意味で使われていることが一般的ですので、そこまで厳密に区別して悩まなくても大丈夫ですよ。
書類の呼び名以上に大切になるのは、「その図面がどういう経緯で作られたものか」という点です。
実は、図面のタイトルに「確定」や「測量」という文字が入っていても、状況によっては「境界の立ち会いまで完了していない図面」である場合があります。
たとえば、家を建てるときに作成する「建築確認の図面」や「配置図」などは、大工さんや建築士さんが「建物を建てるための現在の状況(現況)」を測って作成しているケースが多く見られます。
これらは建築を進めるためには十分な図面ですが、必ずしも「お隣同士で境界を立ち会って同意した図面」とは限りません。そのため、のちに土地を売却したり、相続で分けたりするタイミングで「あらためて境界の確認が必要だった」と判明することもあります。
「図面があるから絶対に大丈夫」と判断してしまう前に、どのような目的で作られた図面なのかをそっと確認してみることが大切です。
ご自宅の引き出しや保管書類の中から古い図面が出てきたとき、それがどの種類に当てはまるのかを自力で判断するのは難しいものです。
「これは売却に使えるのかな?」 「境界の確定が済んでいる図面なのかな?」
そう思われたときは、無理に自分で判断しようとせず、資料をそのまま専門家に見せていただくのが一番確実で安心です。
みらい測量でも、今ある図面がどんな役割を持つものなのか、これから何を進める必要があるのかを、お客様の状況に合わせて一緒に確認していくお手伝いをしています。判断を急ぐ必要はありませんので、まずは現状を整理することから始めてみてくださいね。
「まず何から確認すればいいか」が見えてくると、土地のこれからについても落ち着いて考えられるようになります。不安なことがあれば、いつでも気軽にお声がけくださいね。